市民原案ができるまで物語(3)
安間川に対する人々の思い
草刈
B:これはどういう状況ですか?
A:草の様子に気付きませんか。
B:あれ、左の写真の方はきれいにカットされていますね。
A:ええ、左は川沿いの住民の方が自主的に年に7回ほど草刈をされているそうです。
B:庭の一部のように手入れされて気持ちいいですね。
A:右の生い茂っている方は自治会の声かけで年に1、2回という状況です。
B:草刈も大変でしょう。
A:年1回の草刈ではつる性の植物がはびこって、半日がかりで死に物狂いで草に立ち向かっていくそうなんですよ。
B:中にはなぜ自分たちがと思う人もいるでしょうね。
A:この草刈を始めとして、ゴミのこと、危険防止のフェンス設置のこと、水質のこと、自治会や行政に何とかして欲しいという要望がたくさんたくさんありました。
B:皆さんにとっては問題山積みの川ですね。でも、昔の安間川での楽しい思い出を持っている方にとっては何だか寂しいですね。
A:そうですね。
地球ボール
B:これは?
A:皆さんの意見をさらに集めるためにドイツから直径2メートルの地球ボールを取り寄せました。
B:大きいですねえ。
A:これを地域の運動会や安間川でのイベントでころころ転がして、皆さんの夢や思いを書きこんでいただきました。
B:目立つユニークな試みですねえ。
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