ユニバーサルデザインウェブページ評価活動
N-Pocketでは、やさしいネット事業を行うことによってさらに広がったネットワークを生かし、NPO・行政・企業のウェブページの評価活動を行っています。
どのような状態の人でも、容易に使えるようにとう配慮のもとに全ての機器やソフトの製作がなされているわけではなく、情報を発信するのに一般的になってきたウェブページ等においても、多くの問題点があるままです。誰にでも安全に簡単に自由にIT機器を操作し、情報を獲得することが安全に簡単に自由に行えないことは人権に関わる問題であることから、早急な改善が必要とされています。
そこで、N-Pocketは「情報のユニバーサルデザイン」というコンセプトのもとに、特に福祉制度の情報発信において不備がないよう各種のウェブページのアクセシビリティ度を評価し、情報に関わるアクセシビリティやユーザビリティを考慮する必要性を啓発するための活動を行っていきたいと考えました。
三遠南信地域交流ネットワーク会議による「三遠南信エリア情報」ホームページ(エヌビーネット有限会社(浜松市)受託)においては、音声ブラウザ等への対応に関わる配慮事項と音声ブラウザを用いたユーザビリティチェックを担当しました。(2002年12月)
また、2004年度からはウェブコンテンツに関するJIS規格(JIS X8341-3 2004)やWEBの世界基準を作り出す組織・W3C(ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム)のガイドラインを取り入れて情報のユニバーサルデザイン化をすすめている株式会社カレンとともに、障害のある当事者ならではのユーザーテストの情報を提供し、質の高いウェブ制作を社会に広める活動を行っています。
特に、2006年度から始まった静岡県委託事業バーチャル工房支援事業でたちあげた「ぽけっと工房」では、視覚障害のある人や、上肢障害のある当事者によって、商品としてのウェブページチェックとウェブ制作者としてのヒューリスティック評価等を行う仕事を得意分野として行っています。