静岡県内で利用できるジョブコーチの派遣制度
静岡県内で公的に行なわれているジョブコーチ派遣は、静岡県経済産業部就業支援局雇用推進課から浜松NPOネットワークセンターが受託して行なっているもの(県ジョブ)と独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構により各地域の職業センターがとりまとめる職場適応援助者(国ジョブ)の2種類があります。
静岡県ジョブコーチ派遣制度(静岡県独自)
2001年度に始まった静岡県ジョブコーチについては、2年にわたっての養成事業があり、その間支援はボランティアで行いました。しかし、2003年度から本格的な有償でのジョブコーチ支援を開始し、小売や製造業などを中心に援助つき就労のモデルを実践しました。
ハローワークや学校から新規採用時のジョブコーチ派遣依頼が増え、その結果トライアル雇用と同時にジョブコーチを活用する企業も増え、その有用性が実証されました。さらに、特別支援学校の企業実習に関わり、生徒が卒業後にスムーズに進路先の企業に定着しています。
また、ジョブコーチ自身は、スキルアップ研修をほぼ毎月開きながら、その専門性を高め、支援のパワーアップを図っています。
職場適応援助者(国のジョブコーチ)の派遣制度
静岡障がい者職業センターが取りまとめる職場適応援助者(ジョブコーチ)による支援事業があります。
障害者が職場に適応できるよう、障害者職業カウンセラーが 策定した支援計画に基づきジョブコーチが職場に出向いて直接支援を行う方法をとっています。障害者が新たに就職するに際しての支援だけでなく、雇用後の職場適応支援も行っています。支援が必要なときには、静岡障がい者職業センターに申し込むことができます。
また、N-Pocketは、職場適応援助者助成金制度に基づく訪問型職場適応援助者(国ジョブ)としても、職業センターの障害者職業カウンセラーと支援チームを組んでジョブコーチ支援を展開しています。
独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構助成ジョブコーチ支援事業(2002年度~)
(※旧・日本障害者雇用促進協会 協力機関型ジョブコーチ事業)
第一号職場適応援助者:鈴木大介(2002~2007)、藤本美智子(2002~2003)、鈴木修(2006~2008)、若杉幸子(2007~2012)、美甘和子(2009~)、島田江津子(2015~)
独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構で実施しているジョブコーチ事業については以下のページをご覧ください。