多様な困難をもつ子どもへの寄り添いとその支援力向上を図る事業
2016 年度に行った「貧困の子ども支援浜松はじめの一歩連携事業」の成果を活用しつつ、訪問型学習支援を続ける中、経済的困窮だけでない様々な困難、特に愛着障害、外国ルーツの子ども達の言葉の問題に由来するのか、手帳を持たないレベルの知的や精神、発達障害の疑いがある子ども・若者の姿が浮かび上がってきました。多様なこどもの育ち支援事業として活動を継続しました。【福祉医療機構 社会福祉振興助成事業】
◎事業の内容
(1) アウトリーチ型学習支援
小1から高3までの多様な困難を抱える子ども22人(障害児、引きこもり、ヤングケアラー、外国ルーツ、母子家庭、経済的困窮にある家庭のこども)を対象にし、個々の子どもが持つ課題に対してある程度の専門性や経験値の高い講師11人による訪問型学習支援を実施した。
(2) こども支援活動団体調査活動
浜松市内で子どもに関わる活動を行う10団体に訪問ヒアリングを実施し、きらきらBOXやブログに紹介記事を掲載した。また、中間支援NPOとして、経済的困窮にある子どもの家庭にはSSWと連携し、別事業である食糧配布を行いながら、相談支援につないだ。
(3) 支援者向け研修会及び交流会
子ども支援者のために子どもの困り感の多様性、デジタル機器を使った支援法、感覚統合、多様な性について学ぶ機会を提供した。また研修会を機会に支援者同士がつながり、支援法についての情報交換を促すために参加者交流会も一部のセミナーにおいて開催した。
- 「事例で学ぶ発達の多様性 子どもの凸凹に寄り添う学習支援」 活動案内
- 「もう悩まない、子どもの苦手感をデジタル機器で解決」 活動案内
- 「アプリで体験できる! 子どもとの適切な寄り添い方」 活動案内
- 「子どもの「困った」には理由がある。感覚統合×ライフステージ」 活動案内
- 「多様な性ってなんだろう」