多様な子どもの育ちを支える地域づくり支援事業
一連の「浜松市南区委託事業」では遊びの力を伝え、「浜松市公園課委託事業」では子どもの居場所として大切な公園をテーマに活動してきました。そして、こどもの貧困に関わる活動で経済的貧困だけではない関係性の貧困が見えてきました。時間・空間・仲間の三間を失っている子どもの育ちの環境が危機的状況であることから、これらの活動を繋げて活動をしました。
(1)アウトリーチ型学習支援
経済的事情だけでなく、不登校・外国ルーツゆえの言葉の問題等の理由から、行政設置の学習支援拠点に通えない子どもの学びと育ちを支えることを目的に、スクールソーシャルワーカー等と連携し、多様な子どもに対応できる訪問型学習支援を実施しました。学校の成績を向上させ、その家族まで生活リズムを見直すに至った子どものケースなど一人の大人の継続した丁寧な関りによって大人に対する信頼を寄せたと感じる複数のケースが生まれました。支援合計回数:298 回(352 時間)
(2)多様な子どもの理解向上セミナー及び交流会
多様な子ども達を受容できる社会作りを進める目的のセミナー及びピアが繋がる交流会を開催しました。
子どもの尊厳を守るために大人としての役割を再認識できるような充実した内容を提供し、交流会でじっくり話をすることで気持ちの整理ができ、その後新しい行動に移ることができた参加者もいました。
(3)子どもの居場所を考えるネットワーク委員会開催及び行政との協働会議
活動案内
多様な子どもを社会全体で受け入れられる場所として公園を活用し、使い勝手のよい居場所作りを進める目的で、市関係者や専門家を交えた委員会を開催しました。
(4)ご近所遊びコーディネイター養成講座
コミュニティの中のこどもの居場所・公園を意識したご近所遊びコーディネイター養成講座を開催し、講座の一環として万斛庄屋公園において、おためしプレーパークを開いてみました。実際に、講座参加者の中には居住地区で子どもの遊び場を開く人も出てきました。
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