クラフト&チャリティ
「浜松NPOネットワークセンター」と名称を変え、砂山町に事務所を構えた1998年、第1回の「クラフト&チャリティ」をメイワンのホールで開催しました。クラフト&チャリティは「子ども・障害者・外国人・障害者」に寄り添う(with)活動を行なっているN-Pocketが、「手わざ」をもってものづくりを楽しんでいる人たちと支えあえる、日常的なネットワークづくりを目的に毎年開催してきたクラフト展です。
回を重ねて、芸術家やクラフトマンが一番得意な方法で地域活動に貢献するボランティア活動となっていきましたが、5回目を迎えた2002年は、作品の作り手が、売上を市民活動の資金に充てる「アートエイド」という仕組みをとりいれて、地域での資金循環の創出も目的として、実施しました。
1998年から2003年まで6年にわたって開催してきたクラフト&チャリティで築かれたネットワークは大きな力となり、「安間川水辺再生まちづくり事業」において、毎年参加してくださったメンバーがためタル君プロジェクトなどで協働体制をとってくださっています。
ART AID(アートエイド)とは
地域のアーティストが、環境・人権・福祉・文化・多様なNPO(市民活動団体)とマッチング、作家が自分で寄付先を選びます。寄付していただいた作品を売り、売上を市民活動の資金にします。そんな、「善意」「技術」「お金」が地域で循環するしくみ。地域の作家も「作品」で地域の多様な市民活動を支えることができ、めぐりめぐって地域が心豊かになるというしくみをつくる試みです。
■大切なこと
- 多様な人との「出会い」
- 自分の好きなこと・得意なことで、誰かがうれしい。地域のアーティストがつくった作品を寄付。売ったお金が地域の市民活動に寄付されます。
- 「これを実現したい!」目的をもった市民活動を作品でサポート、地域が心豊かに!
第5回クラフト&チャリティ in 碧風祭
5年目を迎えたクラフト&チャリティは、地域のクラフト作家の展示販売と、ものづくりの実演。2000年から「静岡文化芸術大学・碧風祭(へきふうさい)」の会場にて開催。新たに「ART AID(アートエイド)」(※)に参加する作家を募集。地域のNPO(市民活動)に作品を寄付していただき、その作品を他の作品と合わせて会場にて展示、売上を寄付しました。
日時 | 2002年11月2・3日(土・日) 10:30~17:00 |
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会場 | 静岡文化芸術大学 1階総合組み立てアトリエ |
■出展者(順不同・☆の方は実演あり)
- 木好師倶楽部(きこうしくらぶ・木工)
- 八木若代さん(やぎわかよ・陶芸)
- 古山潤さん (こやまじゅん・陶芸)
- 木下静子さん(きのしたしずこ・革工芸)
- ☆今出川ひろみさん (いまでがわ・ステンドグラス)
- 増田順一さん(ますだじゅんいち・漆細工・さかだちコマ)
- ☆星野和子さん(ほしのかずこ・染色・アートパネル作成)
- ☆橋本有紀子さん (はしもとゆきこ・サンドグラス)
- ☆長島美代子さん(ながしまみよこ・第3世界ショップ)
- 白井直人さん(しらいなおと・木工)
- 堀まどかさん(ほりまどか・切絵)
- ☆山中幾世さん(やまなかいくよ・ガラス)
- 耳塚信博さん(みみづかのぶひろ・彫刻・抽象画)
- 中村綾子さん(なかむらあやこ・絵画)
- 鈴木恵山さん(すずきけいざん・森山焼)
- 展示:SUACインターンの学生さんの成果 紹介 、地域の多様な市民活動を紹介
- 特別展示:ドイツ 「サイド バイ サイド」作品出展
第2回 クラフト&チャリティ in メイワン
暮らしを豊かに楽しむ技術をもっているクラフトマンのみなさんとの「出会いの場」として企画しました。第1回参加者からは立体書画の技術を生かして、視覚障害のある人のための漢字カルタの制作に取り組み始めた人もおりました。なお、チャリティ販売作品からの売り上げの一部は、N-Pocketに団体登録している市民活動グループに寄付していただきました。
日時 | 1999年10月2日・3日(土・日) 10:00~18:00 |
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会場 | 浜松駅ビル メイワン 8Fエアロホール |
主催 | 浜松NPOネットワークセンター |
共催 | 浜松駅ビル メイワン |
■出展
浜松木工会さん、高林さんによる立体書画、パッチワーク、染色、陶芸、漆工芸、紙工芸、ハーブ、自然素材婦人服、他
■N-Pocket団体会員
浜松環境ネットワーク、グループティオ、登校拒否親の会、フレンズフォーライフ、地球を守る小さな手の会、へるすの会、バングラディッシュ友好学校協会、高校入試における男女差別を考える会、水俣浜松展実行委員会、チャレンジドネット浜松、障害者自立支援センター設立準備会、マブイ上映会、他