安間川(あんまがわ)とは
安間川は天竜川水系の1級河川で、流域面積約21平方キロメートル、長さ約12キロメートルの浜松市東部を流れる小規模河川です。
昔から農業用水として利用されてきて、治水的には十分に整備されていません。
流域の約50%が農地で、残りの50%が市街地。天竜川が暴れていた時期の川筋をひろうように流れていて、河口から4キロくらい上流のところで天竜川に合流します。
浜松市内、23の町が隣接する安間川には東名高速道路、新幹線、東海道線が横切っています。いわゆる日本の大動脈の中を流れています。
浜北市との市境付近に起点があり、上流部は田園風景が広がり、農業用の堰がまだ3つ存在します。中流域は住宅が密集した市街地で、堤防はウォーキングや通学路、犬の散歩などに使われています。
下流へ行くと、天竜川との合流地点の辺りは木がうっそうと生い茂り、自然豊かな景観です。
上流の安間川と比べると、まるで手つかずのような場所が見つかり、いろいろな顔を持つ川だとわかります。
しかし、川全体の流れはゆるやかですが、中流域に浸水被害をかかえ、河川整備は地域の悲願でした。
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