わかものたちの多文化共生 全国交流会2003
在住外国人の高校生・大学生たちと、その経験や思いを共有
2003年6月から始まった半年以上にわたるMuralプロジェクトに参加した浜松の外国人高校生たちを中心に、学校をやめてしまった友だちや、悩んでいる子どもたちを励ましたい、日本人にも自分たちのことを知ってほしい、と交流会を開きました。
群馬、横浜、豊橋、豊川、三重、京都、大阪から、ブラジル、ペルー、中国出身の元気な高校生、大学生が約30人、日本人の参加者も含めると約60人が集いました。
日本に来て、苦労したこと、うれしかったこと、そして、将来の夢。同じような経験や思いを分ち合って、後輩たち、外国人社会、日本社会、学校、行政へ向けた「提言・メッセージ」にまとめました。
日程・内容
2004年3月20日(土) 浜松市南部公民館ホール&サンビーチ浜松
1.開会あいさつ、自己紹介&Muralの紹介
2.ジルソン・ドス・サントス氏(ブラジル人)による演劇ワークショップ
テーマ:「乗り越えた困難と希望」
舞台も衣装もせりふもないけれど、体を動かして伝える練習
「心の上着」を脱いで、想像力と表現力を高めるワークショップ
3.分科会 「日本に来て大変だったこと、うれしかったこと」
7、8人のグループで、それぞれの経験を発表
4.交流会 ビデオ、音楽、フリートーク
21日(日) サンビーチ浜松&遠州海浜公園
1.全体会 「進路・進学の道を広げるために」
大学生のスピーチ:日本の大学へ行った経緯、大学進学のススメ、これからの夢
各地の活動紹介:IAPE、豊川ラテン・アメリカ・サークル、フロンティア豊橋、とよなか国際交流協会「子どもメイト」、東京外国語大学Amigos 子どもたち、親たち、日本社会へのメッセージ、学校や行政に望むこと
砂丘散歩、シュハスコ(ブラジル式バーベキュー)、サッカーなど
参加者の共通点・感想
みんなの共通点は、「家庭がしっかりしていて、まわりに理解して支えてくれる先生や友人がいて、本人の能力も恵まれている」こと。
みんなが切り開いてきた道をもっと広げていくには、みんなが「支えられる人」から、「支える人」になることが大事。
みんなの経験を元に、日本人も外国人も一緒に考えていきたいと思っています。
記録担当の浜北西高放送部のみなさん、番組作成は期待してるよ!受付担当の浜松北高国際科出身の3人はよい大学生活を送ってね。名大院生の山崎さん、ファシリテーターお疲れ様でした。
シュハスコを用意してくれたり、荷物を運んでくれたみなさんも、本当にありがとう!!
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